地球規模の世界観
本文は歴史を語るとともに、未来について語っている。
地質と生物と人間の生き様と自然が
学問のジャンルを超えて
みんなひっくるめてひとつになって繋がっている
その世界観に感動しました。
「環境考古学」というものについてわかりやすく書かれており、
これを読んでから氏の他の本を読み進めると
吸収しやすいように思いました。
しかし、イースター島の文明の滅んだ理由の推察が、怖すぎ!!!
ビオトープ管理士の参考書としてお勧め。
ビオトープ管理士の勉強の息抜きに購入しました。自然環境が千年一日のごとく変わらないものとして扱われている事を筆者は疑問に思っています。あって当たり前の自然環境、変わらないはずの自然が実は頻繁に変わり文化や生活との相互関係の上で成り立ってきたことを新しい考古学の技術(湖沼の年稿(樹木の年輪に相当)を用いて)の視点で説明しています。今までにない切り口!目からうろこが落ちました。環境保全に興味のある方は一読をお勧めします。なお、管理士の論文問題対応にも役に立ちました。(おかげさまにて合格!!)
新たなフロンティアを開くものだ!
氏の著作は多いが、全体を概括するにはこの本がよいと思う。講演を中心にまとめたということもあり、きわめて取っつきやすい。 常識的に見ると、推測として大胆に過ぎるとか飛躍があるという向きもおられると思うが、仮説は仮説として検証していけばよいわけで、仮説すら出さない学者に比べれば、遙かに前向きであると思う。 以前(ずいぶん前)、日本経済新聞が氏の著作を紹介し、気候変動が古代文明(特にメソポタミア)に与えた影響について特集を組んで以来興味を持っており、ようやく最近になってまとまって読む機会ができたが、他の本も含めて概して期待以上の内容であったと評価しています。 例えば、民族移動は寒冷期に起こっていることが示され、それは人口が飽和状態になっていると!きに寒冷化で不作が起これば、民族移動のような形でその文明や周辺の文明の存立に影響を与えるという仮説が示されている。その仮説を現在に照らしてみると、現在の人口増加が続き飽和状態になるのは2020年代頃と見込まれるが、仮にその頃大きな気候変動が起こると大変な不安定要因になるという問題提起をしている。当たるかどうかはともかくとても興味深いと思う。 また、レバノン杉の破壊についての調査では、1万年前頃から急速に人の手によるレバノン杉の森の破壊が進むことが示され、自然への働きかけ・破壊は青銅器時代以降という常識が覆ったなどなど、興味深い話が随所にちりばめられている。これで、このお値段なら、大満足ということだと思う。今後は、書中に多く掲載されている参考文献を順次読んでいくことにしたい。
丸善
環境考古学への招待―発掘からわかる食・トイレ・戦争 (岩波新書) 古代日本のルーツ 長江文明の謎 (プレイブックス・インテリジェンス) 文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上) 文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下) 気候変動の文明史 NTT出版ライブラリーレゾナント006
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